赤ちゃんと海外

赤ちゃんと国際線-長距離フライトの記録-

長時間フライト

我が子を連れて長時間のフライトを予定している…
慣れない大移動で心配…

私が生後2ヶ月の息子を連れてアイルランドへ引っ越しした時も不安でいっぱいでした。


その時の備忘録も兼ねて、長距離フライトを控えたママさん達に少しでも参考になればと思い記事を書きました。自宅出発から到着までどのように過ごしたか、当時の写真と共にお届けします。

(注)羽田ーフランクフルト(ANAビジネスクラス)
   フランクフルトーダブリン(ルフトハンザエコノミークラス)で渡航した記録です。

自宅出発から羽田空港まで

深夜便のため、自宅で最後の湯船に浸かり父が運転する車で空港まで移動。

これから時差で生活リズムが一旦ぐちゃぐちゃになるので息子には申し訳ないと思ったけれど、生後2ヶ月ならそこまで未だ整っておらず、かえって良かったかな・・・。

事前に、最寄り空港に到着してから現地空港に到着するまでのタイムスケジュールをメモしてカバンに忍ばせておいたのは正解でした。

書くことで頭の中でシミュレーションが出来たのと、何かイレギュラーなことが起こった場合でもメモを見返すことで凡ミスが無くなるからです。こんな感じで書いてました。

 16:30 息子、私風呂入る

 18:15 ミルク→洗う・煮沸→リュック(他に直前にカバンに仕舞うものメモ)

 19:00 家出る

 20:30 空港着 泣いていたら車内で授乳(ベビーカーで移動)

 21:00 ターミナル着   ・両替SMBC信託で5万円分・オムツ

 22:00 搭乗ゲート確認 ラウンジで夕食・授乳・オムツ・長袖ロンパースへ着替え

 23:30 搭乗ゲート移動 ベビーカー預ける

 0:10 離陸 着席サイン消えたらミルク作ってもらう  ・・・・

いつウンチが漏れるかも分からないし、ハプニンングを想定して時間にゆとりを持って行動できるような計画を立てました。自宅から離陸まではおおよそこのタイムスケジュールで動くことが出来ました。

 

赤ちゃんとANA国際線ビジネスクラス

搭乗7日前に無事にアップグレードができ、赤ちゃん連れにとって一番居心地が良いと思われるビジネスクラスの18Hをゲット。

進行方向向かって右側の列で、目の前にトイレもあり、トイレの前にも泣いたら抱っこして少し歩ける空間もありました。

また、客室乗務員さんが待機しているスペースの近くでもあるため、気にかけてもらい安く、安心しました。

ビジネスクラス218H(バシネット設置後)
バシネット当時身長58cmでゆとりあり

赤ちゃんと飛行機ー離陸時のポイントー

離陸時のポイントは、耳抜きのために授乳をするかおしゃぶりをすること。

ただ、離陸する際にちょうど良いタイミングで飲んでくれるか心配でした。飛行機が動き出しても実際に離陸するまで滑走路をゆっくり回る時間がどれくらいかかるか分からないうええ、混んでいる際にはなかなか飛び立たない時もあります。


あまり早く与えすぎると実際に飛行機が上昇する際にはお腹いっぱいになってしまうので、意外とギリギリまで粘った方が良いということを学びました・・・。


また、タイミングに失敗した場合、飛行機を降りても機嫌が悪いなどといったことがなければ特に病院に行く必要はないとお医者さまに言われました。

ビジネスクラス1離陸後に前菜が!

 

赤ちゃんと飛行機ー機内での過ごし方ー

生まれて初めてのビジネスクラスのおもてなしに色々と感激しながらも、もちろんゆっくりする暇も無く、いつ泣きわめくか分からない息子をそばに、体温調節を気にしながらほぼ自分は寝ずに15時間位過ごしました。

夏の搭乗でしたが、機内は少しヒヤっとするので脱ぎ着しやすい服装にしましょう。

また、泣いたらすぐにおっぱいをあげれるように、常に授乳ケープを首に準備することをオススメします

首が座らない息子を抱えて狭いトイレ内でのオムツ交換(ドアを開けておむつ交換台を出すなどの操作)は結構大変でそばにいた客室乗務員さんに手伝ってもらいました。
同行者として母が居ましたが、エコノミークラスであったため、機内は私一人で息子の対応をしました。映画も一切見ずにひたすら飛行中の位置を確認するためだけにモニターを使用。

ああ・・・せっかくのビジネスクラス・・・優雅に過ごせない。

だけど、足元は広々だし荷物を置くスペースもしっかりあり、客室乗務員さんが何度も気にかけてくれ、本当に助かりました。
ビジネスクラスだからこそかもしれませんが、首の座らない乳児に大人一人でも対応できました!

ビジネスクラス食事いつ泣き出すか分からない息子を抱えザザッとかきこんだ食事


また、機内は乾燥しています。大泣きした場合は喉が枯れてしまい大変という話を友人から予め聞いていたため、小さなスプレーボトルに水を入れて準備していました。時々ベビーベッドの上に向かってシュッシュと吹きかけていましたが果たして意味はあったのか・・・。それよりも外気からの保護も含めて着陸前にはスキンローションをお顔に塗ってあげたことの方が乾燥対策には良かったかもしれません。

乗り継ぎのフランクフルト空港

いよいよ乗り継ぎです。ベビーカーも搭乗ゲート直前で預けられたので、移動もマイベビーカーで安定の乗り心地。

フランクフルト空港1ベビーカーはアップリカのスムーヴ

赤ちゃんと飛行機ー国際線の乗り継ぎポイントー

国際線の乗り継ぎ、かつ、乗り継ぎ空港が規模が大きいハブ空港のような空港であれば、乗り継ぎ時間は通常より多めにみておきましょう。

慣れてない場合は、航空券購入の際、画面上に表示された一般的な乗り継ぎ時間のチケットは選択せず、一本見送るかたちで乗り継ぎチケットを購入すると一層安心です。


実際、使用したフランクフルト空港では、離陸した搭乗ゲートから乗り継ぎの搭乗ゲートまでは同じターミナルでしたがベビーカーを使用していたこともあり、いちいちエレベーターまで移動し、更にはバスに乗って機体まで向かったためとても歩いたのを覚えています。

また、保安検査では液体ミルクを忘れずに出して自己申告しましょう。(日本語のパッケージなので一旦没収されました。)

フランクフルト空港2おむつ台にロール紙が!清潔で便利

 

無事に保安検査を通過後は、一度搭乗ゲートまで向かってみましょう。
搭乗ゲートのそばにオムツを替えることができるトイレがあるのか、また、ベビーカーの場合はエレベーターからどの程度歩くのか、などを確認し、搭乗直前にウンチの音がしても慌てない準備をしておくと良いです(笑)

搭乗ゲート確認後はカード優待特典でルフトハンザラウンジへ〜!
現在所持しているクレジットカードや空港会社のカードにラウンジを利用できる特典が無いかも事前に確認しておきましょう。

また、ラウンジ以外でも、空港内でキッズスペースやベビースペースの有無も予め確認しておくと良いですね。

ラウンジではソファに息子を寝かせ、おもちゃで少し遊ばせたり抱っこしてラウンジ内お散歩したり、息子にとっても少し休まる時間になれたと思います。

ラウンジが利用できるのとできないのでは、体力的にも精神的にも大きく違うと思いますので利用できる場合は活用した方が良いです。

フランクフルト空港3さすがドイツの空港!ハリボーのグミ食べ放題

 

赤ちゃんとルフトハンザエコノミークラス

いよいよ目的地ダブリンに向けて出発です。

搭乗ゲートから機体まではバスでの移動でした。ベビーカーは機体の手前まで使用することが出来ました。
生後2ヶ月の息子を抱え、風が強い中機体にかけられたハシゴの上り下りが地味に怖かった・・・。

座席は一番後ろの通路側をとっていましたが機体の入り口からもすぐそばで大正解でした。ただ、狭い機内の場合、通路側は赤ちゃんを抱っこした際に頭や足先が通路側にはみ出しやすく、通路を通る人に当たったら危険ですので注意が必要です。

別記事「赤ちゃん連れの飛行機に必須な持ち物と対策」にも書きましたが、ルフトハンザ機内ではミルク調乳は水質の心配もあり、客室乗務員さんにはお願いしませんでした。そこで役に立ったのが常温保存可の紙パックに入った液体ミルクです。直接哺乳瓶に注ぎ飲ませました。

また、ルフトハンザはベビーベットの貸出は行なっていないためずっと抱っこの状態でとても大変でした。

今度は母が横に居てくれたため助かりましたが、狭い機内で一人で片手で抱っこしながらのミルクの準備は無理だと感じました。飛行時間は2時間程度でしたが、英語も苦手な私にとっては先の15時間より辛く感じました。

ダブリン空港に到着ー赤ちゃんの入国審査ー

目的地のダブリン空港に到着したものの、アイルランドは片道航空券しかない者に対しては入国審査が厳しいことで有名だったので、怪しい者ではないというための大量の証拠資料を片手にドキドキしながらNON-EUのレーンに並びました。

審査自体は結構質問攻めでいくつかの資料を提示しながら説明をして内心バクバクでしたが・・・なんとかクリア(泣)!

どっと力が抜けたのを覚えています。普通の観光であれば帰りの航空券や滞在先を提示すればそこまで問題はないはずです。

入国審査の時にはベビーカーに横になっていた息子の顔がよく見えなかったらしく、シェードをしっかり上にあげてと注意を受けました。

赤ちゃん連れの入国審査の際は、子どもの顔もしっかり見せられるように準備しておきましょう!

空港で先に現地で暮らし始めていた主人と合流し、安堵・・・。そこからタクシーで新居へ向かいました。日本の自宅を出てからアイルランドの家に到着するまでおおよそ24時間!産後2ヶ月の身体にはなかなか体力がキツイものがありましたが、移動中は常に戦闘モードの母ちゃんでした・・・!