飛行機などの運賃が安いうちに旅行に行きたい!
と一度は考えたことのあるママさんは少なくないはずです。
現在はコロナの影響は海外旅行は厳しい状況ですが、国内旅行の場合でも、乳児との旅行がググッと楽に・安心になるポイントをお伝えします!
この記事では
息子が生後2ヶ月の時にヨーロッパへ移住した筆者の視点から、
- 赤ちゃんとの(海外)旅行はいつがオススメか?
- 赤ちゃんと海外に行く場合はどんな準備をすれば良いか?
などの内容を要点をまとめてお届けします!
赤ちゃんと海外旅行はいつがオススメ?
赤ちゃんと海外旅行に行くにはいつのタイミングが良いのか…?
特に第一子の場合は、これからどの時期でどれだけ成長しているかの感覚が分かりにくいですよね。
個人的には、生後5・6ヶ月頃がベストだと感じています。その理由は後述するとします。
まず、各時期のイメージをしてみましょう。
首がすわる前(〜生後2・3ヶ月頃)
筆者の息子は生後2ヶ月の時に日本からアイルランドへ移動しています。
ドイツで乗り換えて、ドアtoドアで24時間の旅でした。
首がすわっていない状態の乳児を抱えての飛行機移動は、なかなか大変です。

一方、この時期に移動しておいて良かった、とも振り返れば思います。
首すわり前の良い点
- 寝返りができないので狭い機内のトイレでのオムツ替えが楽
- 身体が小さいので機内のベビーベッドに入れて寝れる
- 体重が軽いので抱っこし続けても辛くない
- 泣いても音量がそこまで大きくない
- 周囲のモノを掴んだりかんしゃくを起こしたりしないのでラク
要するに、できることがまだ少ないので睡眠と授乳をしっかり整えてあげれば乗り切れます。
首すわり前の悪い点
- とにかく不安定なので神経を遣う
- ベビーカーや抱っこ紐などでも長時間の移動は赤ちゃんにも負担
- 頻繁にオムツを替える必要があるので大変
- 頻繁に授乳をする必要があるので大変
赤ちゃんのことを考えると、帰省や引っ越し以外では、長時間の移動は本来なら避けたいところです。
首がすわってから(生後3・4ヶ月頃〜)
首がすわり始める生後3、4ヶ月ごろになると移動もグンとラクになります。
この頃になると外出する機会も増え、旅行も行きやすくなってきます。
ですが、まだまだ頻回授乳とユルユル便なので、こまめに休憩やトイレに行く必要があります。
一方、お昼寝の時間はまだ午前と午後両方たっぷりとる時期でもあるので、その点大人の時間は取りやすいですね。
ベストは離乳食開始前(生後5・6ヶ月)
もう少し成長した生後5、6ヶ月の時期。
この時期が一番お出かけしやすいタイミングだと思います。
さらに、離乳食開始前がおすすめです。
- 首もしっかりすわってきて安定している
- 体重も重すぎる時期ではないので抱っこでもラク
- 離乳食を考えなくて良いのでミルクを準備しておけばOK
- 周囲が少しずつ分かるようになり、キョロキョロするので一緒に楽しめる
- 離乳食が始まると、ホテルの部屋に電子レンジや湯沸かしポットが欲しくなるが、海外では備え付けられているところはあまり無い
ひとたび離乳食が始まると、しばらく長時間の外出はしにくくなります。
特に、海外旅行の場合はベビーフードに頼ることが多くなると思うので、ある程度離乳食に慣れてきて食べれる食材が増えてきた頃の方が良いと思います。
赤ちゃんと海外旅行のためのオススメの準備法

さあ、いざ海外旅行へ行こう!と思っても、大人だけで楽しむ旅行と赤ちゃんを連れて行く旅行は考えなければいけないことがたくさんあります。
赤ちゃんと海外旅行へ行く前にチェックしたいポイントをまとめてみました。
赤ちゃんのパスポートと持ち物
まず、一番肝心なパスポート。
どんなに小さくても国を超えて移動する場合はパスポートは必須です。
特に、規定の「写真」を撮る作業は一苦労です。
赤ちゃんのパスポート申請については、以下の記事に詳しくまとめました。

持ち物は、現地で調達しようと思わずに普段使用しているものを持っていきましょう。
また、スーツケースがロストバゲッジになった時のことも考えて、手持ちの荷物にはなるべく多めに着替えやオムツを入れておくことをおすすめします。
持ち物については、以下の記事に詳細をまとめました。

飛行機の予約や座席指定
飛行機の予約時間は、前後にたっぷり時間が取れる時間のチケットを取ることをオススメします。
また、チケットが取れたら、航空会社に電話してベビーベットが設置できる席・足元が広い前列の席を予約しましょう。

現地の病院を確認
忘れてはならないのが、万一の時に備え、しっかり準備とシミュレーションをすることです。
急激な環境の変化で、体調が悪くなってしまう場合があるかもしれません。
必ず海外旅行保険の内容を予め確認し、それらの資料や緊急連絡先はホテルなどに置いて行かず、持ち歩くようにしましょう。
そして、行く先の病院のリストを必ず作成してから行くようにしましょう。
外務省のHP「世界の医療事情」を事前に確認するのがおすすめです。
・英語に不安な場合は、日本語対応の医師・看護師が在籍しているか
・非英語圏の場合は、英語対応の医師・看護師が在籍しているか
・小児救急に対応しているか
・滞在先のホテルからの距離はどれくらいか
・現地の救急車を呼ぶ電話番号を確認
不安な場合は、24時間体制のしっかりした総合病院がある場所以外は避けて滞在先・旅行先を決めるくらいが良いと思います。
赤ちゃんと海外旅行に行く時のオススメポイント

準備が整ったところで、赤ちゃんと海外旅行に行く時に検討をオススメしたいポイントについて考えていきましょう!
スケジュールはゆったりめに
大人だけで旅行していた時の感覚はバッサリ捨てて、スケジュールを組み立てる必要があります。
これでもか!というぐらいスケジュールはゆったりめに取りましょう。
慣れない外国で、いつ泣きわめくか分からない赤ちゃんを連れて歩く行為は、予め「ゆとり」を持つことが、旅行を楽しいものにする秘訣です。
特に、
キャンセル返金不可や時間厳守のアクティビティの予約は十分に注意しましょう。
また、行きたいと思っているレストランは予め連絡し、赤ちゃん連れでも可能かどうか(テーブル脇にベビーカーを一緒に並べられるか・ハイチェアなどの準備があるか)確認すると、なお安心ですね。
ホテル選びのポイント
赤ちゃんを連れて行く旅行でホテルを選ぶ時には以下のポイントをチェックすると良いです。
- ベビーコット(ベビーベッド)の用意があるか
- 行きたい観光先の中間地点にホテルがあるか
- 公共交通機関のアクセスが良いか
1日の中で行きたい観光スポットがいくつかある場合、朝ホテルを出て夜ごはんを食べ終わるまでホテルに戻って来ることが無い、ということは避けることをオススメします。
長時間ベビーカーや抱っこ紐でも移動はかなり赤ちゃんにとって負担ですし、連続使用時間は2時間までと記載されているものがほとんどだと思います。
1日の中でどこかで一度は一旦ホテルに戻る時間を作り、赤ちゃんもベットの上で開放的になれる時間を作ってあげましょう。一緒に短時間お昼寝できるとなお良いです。
移動はタクシーも厭わない準備
ホテルから観光地までの移動手段について、公共交通機関の利用を考えることが多いと思います。
ホテルや目的地までのアクセスが良ければ問題ありませんが、そうでない場合はバスや電車にこだわりすぎないようにしておくこともポイントです。
下見ができない慣れない土地で、ベビーカーや抱っこ紐で何度も乗り換えしたり、乗り場を探したりするのは想像以上に大変です。
自分たちの体力も必要なので、ちょっとしんどいなと思ったらすぐにタクシーを使うという選択肢を頭に入れた予算立てをしておくと良いです。
赤ちゃんと海外旅行の記録(オススメの時期:生後5ヶ月時にスペイン)
私が息子を連れて、移動だけでなくレジャーとして赤ちゃんと海外旅行に行ったのは生後5ヵ月の時でした。
移動時間と時差について
赤ちゃんと海外旅行に行く時に考えたいこととして、
「移動時間」と「時差」はチェックです!
できる限り移動時間は長すぎない場所にし、時差も少ない方が赤ちゃんへの負担も少ないです。
私がスペインを選んだのは、住んでいたアイルランドから移動時間がドアtoドアで6〜7時間ぐらいで済む場所であり、時差もほぼ無く、大都市なので英語圏でなくても万一の時には不便しないと感じたからです。
日程と行き先
12月のクリスマスシーズンに2泊3日でバルセロナを満喫しました。
朝は4時ごろ家を出て、お昼ごろにホテルに到着。
サグラダ・ファミリアなどのバルセロナのごく絞った主要箇所のみ回る、大変シンプルでゆとりのあるルートで思う存分楽しみました。
(後日スペイン旅行レポート更新します)
赤ちゃんと海外旅行は大人のリフレッシュにもなりオススメ
赤ちゃんとの海外旅行は、大変で気にかけなければいけないことも多く、ハードルが高いイメージです。
ですが、しっかり準備して臨めば、できることは少なくても十分に楽しく過ごせます。
何より、日々の育児に疲れているココロが癒され、大人にとってもリフレッシュできる良い機会です。
現在はコロナの影響もあり、まだまだ海外旅行できる状況ではありませんが、落ち着いたらたくさん素敵な場所へ行って家族で思い出増やしましょう〜♫