出産後のお母さんの身体はボロボロ…
とは良く聞きますが、どれだけ身体にダメージがあるかは経験してみないとなかなか分かりません。
とはいえ、
産後すぐから始まる怒涛の育児からは逃れられないですよね。
この記事では、
産後2ヶ月で乳児を抱えて飛行機を乗り継ぎ、海外へ引っ越しした筆者が、
産後に出来るだけ早く回復するためにやったことをまとめました。
あくまで自然分娩・正常分娩での個人の経験談ですので、医師の診断にしたがって産後は過ごしてください。
産後の早い回復のための準備〜妊娠期〜
妊娠期から、産後すぐに引っ越しをしなければ行けないことが分かっていたため、体力づくりを念頭に過ごしていました。
幸いなことに、切迫などの問題も無い、健康な妊婦であったため以下のことができました。
・ウォーキング
・マタニティビクス
・マタニティヨガ
実際、妊娠時に体重増加が著しかった私は、
検診時に医師から
「毎日1万歩歩いてください」
と言われ続け、初夏の時期にひたすら近所をぐるぐるぐる…
雨の日はYouTubeでマタニティビクスの動画を流しながら部屋の中でステップをかせいでいました。
体力づくりをしていたおかげで、分娩時間は14時間でしたが最後まで体力が途切れることなく乗り越えることができました。
のちの産後の生活でも、ここで培った体力には救われたと思っています。
マタニティビクスやマタニティヨガのクラスが産院にある場合は、積極的に参加されることをオススメします。
現在はなかなかそういったクラスは対面では行われていないので、WEB上でのクラスを活用できると良いですね。
筆者も利用しているオンラインヨガスクールSOELUでは、「やさしいマタニティヨガ」のクラスも毎日開講しています。是非一度体験してみてください。
https://misoramama.wp.xdomain.jp/soelu
産後の早い回復は病院のベッドでも〜入院中〜
産後の早い回復のために、「産褥体操」の指導をする産院がほとんどだと思います。
特に異常も無く正常分娩で出産した場合に、産後1〜2日後くらいからベッドの上でできる産褥体操を、筆者の産院でも教えてもらいました。
産褥体操をすることで、以下のようなメリットがあります。
- 尿もれや子宮が下がるのを防ぐ
- 悪露の排出を促し、子宮を収縮させる
- 血液の流れを良くし、静脈瘤や血栓を予防する
- 疲労回復・心身のリラクゼーション
- 内臓下垂を予防し、便秘を防ぐ
体操にちなんで、これから出産する方に向けてぜひオススメしたいのがこちら。
「もっと早くに読んでおけばよかったぁ〜!」と心から思った本です。
「安産力を高める骨盤ケア」は、アマゾンレビューの評価も高く、効果があったという声も多いです。
出産に向けての体づくりから産後の回復まで、家でできる簡単な体操や体のケアが載っています。
産後の回復のために一番大事なことは休むこと

産後は出来るだけ早く元どおりに回復したい!産後ダイエットしたい!と考えがちです。
とはいえ、一番大切なことは「しっかり体を休めること」です。
産後、十分な回復がされていない状態で動きまわり、倒れて救急車で運ばれたという方もいます。
出産直前に購入しましたが、産む前にもっとゆっくり読みたかったなぁ〜というオススメの本がこちらです。
「産後ママの心と体をケアする本」は、この1冊で産後の過ごし方や自身のメンタルの扱い方などがまるっと分かる本です。
産前産後に関する情報は、インターネット・SNSや、産院からもらったパンフレットなど、バラバラとした知識が頭の中にあると思いますが、
1冊にまとまって順序よく書かれているこちらの本は、頭の整理にもなるのでオススメです。
産後の回復にプロの手を借りる〜産後専門ケア〜

筆者は産後1ヶ月ごろから産後骨盤矯正・専門「ママリュクス」認定店の接骨院に何度か通いました。
そこでは、ペリネケアを重点的に行い、産後の回復を促す指導や施術をしてくださいました。
ペリネ(骨盤底筋)は、子宮や膀胱などを支え、出産時に重要な役割を果たすインナーマッスルのことです。
ペリネは産後ボロボロになっているので、ケアとトレーニングをしっかり行う必要があります。
骨盤矯正だけ行なっても、それらを支える筋肉がヨボヨボでは意味がないと感じたので、同時に行なってもらえる点にメリットを感じ、産後の回復に努めました。
施術・指導のおかげか、産後の回復はスムーズで、産後2ヶ月で夫無しでスーツケース抱えて乳児の引っ越しができるぐらいまで元気になりました。
最近ではいたるところに「産後ケア」を掲げるクリニックがありますが、選ぶ際に個人的にチェックしていた点は以下のポイントです。
【産後ケアのクリニック選びのポイント】
・初回カウンセリングで産後ケアのゴールと道筋を明確に示してくれるか
・そのゴールを達成するまでのトータルの費用はいくらかかるのか(最初に高額なチケットを購入させて、道筋を示してこないお店は良くないと思います。)
・自宅から通いやすいか
・託児が可能(もしくは週1などで親や夫にみてもらえるか)
・子どもが理由による直前の無料キャンセルが可能か
・先生との相性、フィーリングは良いか
・科学的根拠をきちんと説明してくれて納得できるか
産後の回復のために家でできること

産後の寝る暇もない育児の始まりで、自分自身の体を整えるための時間なんてなかなか取れません。
できる限り、家族のサポートを受けながら「休むこと」を第一に過ごしていきたいものです。
産後の早い回復のためには
・妊娠期に「筋力・体力をつけておくこと」
・身体に問題がない場合は「体操などして身体の巡りを循環させ、弱った筋肉を戻すこと」
・少しの時間でも「寝ること」
・しっかりと「食べること」
これらが大切だと感じます。
いくつかの私の体験談を紹介しましたが、お金をかけなくても家でできることばかりです。